残念なことに僕がメインのFX口座にしているM2J(マネースクウェアジャパン)の両建てポジションにおけるスワップの特例が本日2/5ついに終了してしまいました。
これに伴い両建てしている場合、本日からマイナススワップが激増することになります。
以下は先月1/25に来たM2Jからの終了告知メールの転載になります。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
株式会社マネースクウェア・ジャパンでございます。昨今の米国を中心とした金利情勢の変化を背景に、スワップ市場のボラティリティが
上昇しております。
当社ではこれまでスワップ市場の変化にかかわらず、買いスワップと売りスワップの差
(スワップスプレッド)を原則固定の上お客様に提供してまいりましたが、
今般、市場慣行に則るべく、スワップの金額について以下の通り変更させていただきます。【1】平成30年1月22日以降保有するポジションのスワップスプレッドより、
原則固定から、スワップ市場の変化に倣った「変動」とさせていただきます。【2】平成30年2月5日以降保有するポジションのスワップより、
「両建てポジションにおけるスワップの特例」を廃止させていただきます。
http://sfml.jp/?c=5347738&o=a0E5F00001UhoVGUAZ&v=8b441b12お客様におかれましてはご不便をお掛けいたしますが、何卒事情ご賢察のうえ
ご理解賜りますようお願い申し上げます。本件につきましてご不明な点などございましたら、当社カスタマーデスクまで
お問い合わせください。カスタマーデスク
0120-455-512(FX) (9:00~22:00 土日を除く)
上記文章におけるスワップ特例が廃止になるというのがどういうことか説明します。
例えば10000通貨保有につきスワップが買い20円売りで-60円とすると。
買い 10000通貨/一日保有につき20円のスワップ金利受け取り
売り 10000通貨/一日保有につき60円のスワップ金利支払い
こんな感じになります。
知らない人が普通に考えたら多分10000通貨の買い、売り両方のポジションを持っている場合は買いスワップ20円から60円引いた40円のスワップ支払いになるのかなあと考えるのではないかと思いますがこれまではスワップ特例でスワップがいくらでも売りと買いのポジションが同数であった場合、スワップの支払は相殺されていたのです。
つまり本来20円の金利スワップ支払いになるはずがいくら金利差があろうと買いポジションと相殺されて支払わなければならないスワップ金利は0円!となっていました。
上記の例で言うと。
買い10000通貨保有/スワップ金利20円
売り20000通貨保有/スワップ金利-60円×2=-120円
この場合普通に考えれば金利スワップは80円から20円引いて100円の支払いとなりますがこれまでは10000通貨分は相殺されているので残り10000通貨の売り保有分のマイナススワップである60円の支払いのみとなっていました。
つまりこれからは本来の考え方の計算に戻るのでこれからは100円の支払いになるということです。
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2018年2月5日のスワップレート | 豪ドル | |
買い | 売り | |
M2J | 20円 | -60円 |
外為オンライン | 40円 | -85円 |
マネックスFX | 50円 | -80円 |
SBI証券 | 49円 | -56円 |
ヒロセ通商 | 50円 | -105円 |
スワップ(金利差相当額) | 商品・サービス(FX) | FX - マネースクウェア・ジャパン(M2J)
上の表はいくつかのFX会社のスプレッドですが普通のFX会社がスワップレートの差が高くても2倍程度に対しM2Jはなんと3倍です。
M2Jでは買いと売りのスワップ差が他のFX会社よりもかなり大きいため両建てしている投資家にとってはかなりの痛手になります。
まとめ
僕の場合は現状買いより売りポジションのほうが多くなってしまっているのでかなりスワップ支払いが負担になりますね。
今後は売りポジションの保有を段階的に減らして買いポジションの30%ほどに抑えられるようにしていかないと利益よりも損失のほうが膨らんでいくことになりそうです。
僕の場合は特に豪ドル円は84円台の売りポジションもあるのでこのあたりは優先的に処分していく必要があるでしょう。
M2Jはスワップもひどければ手数料も高い、スプレッドも広いとトラリピシステム以外は基本的に業界最低水準の会社でスワップ特例はM2Jの数少ない利点だったので今回の改悪は非常に残念です。
利益率は正直他のFX会社よりもべらぼうにいいはずなのでもうちょっとサービス面を強化してもらえないかなあと思う日々です。